長谷山の独り言

訪問理美容 その3

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こんにちは、べーしっくの長谷山です。自分の故郷は日高地方の様似町というところです。

海と山に囲まれた自然豊かな場所です。最近では町のシンボルとも言えるアポイ岳一体を世界ジオパークにも

認定認定されました。この町で自分のおばあちゃんの時代から今も84際になる父親と母親が、

さすがに来てもらえる人は僅かですが、細々と理容の仕事を営業しております。

様似町は、他の町と同様高齢者の割合がとても高くなってきてます。その為父親も道具を携えて、お客様のご自宅を訪ねて

在宅での調髪もしていました。今はもうやめてしまったのですが、人口の少ない過疎地にも出張所を設けて

定期的にそこを訪れる人の髪をカットさせていただいていました。

その時の光景が、今の訪問理美容をやるきっかけになっていたのだと思います。

当時、その集落には一軒だけ理髪店がありました。営業していた方が、御高齢でお店を畳むことになり

代わりにお店をやってもらえないか?とその時日高東部理容組合長をしていた自分の父親

に話が来ました。車の免許を持っていない父は、何故かバイクの免許だけはあったので50CCの

ホンダホンダのスーパーカブにまたがって週一のペースで支店と言うよりは、出張所と呼ぶほうが、ぴったり

のそのお店に通うことになりました。小さな集落のため父親の来る日にちが、楽しみの一つになっていた様で

待ちきれず開店の朝早くからお店の前で待ってくれているご年配の方が随分いたようです。

「有り難いねえ、嬉しいね。」と父は僕らに良く話してくれていました。その為、どんなにお天気が

悪くてもカブにまたがって、その日は休まず出張所に行ってました。

お店には、以前の人が残していった道具が、少しありました。特に鋏や剃刀の砥いだりする

砥石や手動で動かす手バリカン、剃刀の汚れを取るストラップなどなど骨董品に近いものが

でてきました。ほとんどは、使い物にはならないものでしたが、父は、砥石は有り難いと

言ってました。良い砥石は、もうすでにその時代でも手に入りにくかったのですね。

手バリカンなども上手に扱える様になるには結構な修練が必要です。今では、もちろん電動バリカンの時代

に移ってます。理美容室で使う道具のことは、またの機会にお話ししますね。

 

 

訪問理美容の仕事は、ボランティア精神の意識がとても大切です。ただ無償ではないので対価以上の

仕事をいつも心がけています。自分のお店で施術させて頂いているモノと同じくらいの技術レベルは、

当たり前ですが、訪問理美容ならではのサービスは何かないか?と、いつも意識しています。

在宅での訪問調髪は、当たり前なのですが普段仕事をしているサロンでの空間ではないので、

一人ひとりのお住まいの環境が違うため、ある意味ではとても新鮮な気持ちでそれぞれの空間を

お借りしてカットをさせて頂いております。

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長谷山 恵三

長谷山 恵三

店主癒し髪処べーしっく
髪と一緒に身体と心に溜まった余計なものをスッキリサッパリ、カットする!を基本(ベーシック)な理念に掲げ、四半世紀一人一人のお客様と向き合う理容一筋の店主。
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